2018年9月19日

雨が降らない

2018年7月7日の呉、広島の豪雨で雨はもう要らないと呟いたら、その反動が来た。あれから2ヶ月近く、この間1日だけ少しばかりの雨が降っただけ、その雨は小板川の水量を2-3日増やしただけで、また元のチョロチョロの流れに戻った。
幸い完全には干上がってはいないので川の住民がひっくり返って死ぬとまでは行かないが、牧草畑は伸びるどころか、赤くなって枯れ始めたところもある。例年なら刈っても刈っても追いつかない位伸びる草だが、今年は毎日の給与の粗飼料にも事欠始末。したがって購入の乾草の消費が増えて支出の大幅増に悲鳴を上げそうである。

そこに天から援軍と2つの台風がやってきた。19号と20号、西日本目がけて2-3日のズレでね。これで今年の水不足は解消すると期待したのだが、台風が連チャンで到来となると被害は免れない。凡人の常で雨だけ持ってきて台風はそれてなどと欲の深いお祈りをしたら、台風はそれてくれたが、雨はほとんど降らなかった。天罰覿面(てんばつてきめん)である。

しかし、捨てる神あらば拾う神ありで、25日の早朝一雨きた。本格的な雨ではないが、ないよりはまし。この天変地異は地球温暖化のせいだと論じる学者もいるが、貧乏な牧場には、日々が何とか過ぎてゆこことを、ただひたすらに祈るだけなのである。

が、例年なら無数の赤とんぼが天を舞うのに、今年はとんぼがいるねと確認するのみ。ツクツクボーシも一声二声、例年なら鎮まれと号令したくなるほど聞こえて来るはずなのに、今年は異常である。

2018.8.25 見浦哲弥

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